HSV(herpes simplex virus)の感染および潜伏したウイルスの再活性化により生じる水疱性疾患
臨床事項
感染経路は、唾液の飛沫あるいは接触
前駆症状(軽度の発熱など)の後に、口腔粘膜や口唇に多数の小水疱の集簇を生じる
HSV-1は口腔に、HSV-2は性器に分布する
一次感染:主に子供にヘルペス性歯肉口内炎として生じる
二次感染:初感染後の抗体をもつヒトに生じ、口唇ヘルペスとして生じる
口腔粘膜の小水疱は破れやすく、びらん・潰瘍を形成して気づくことが多い
病理組織所見
上皮内水疱の形成
水疱が破れてびらん化すると、粘膜固有層に炎症性細胞浸潤を認める
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